米国テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンター Japan TeamOncology Program (J-TOP) 患者さん中心のがんチーム医療のために
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チーム医療とは

チーム医療の定義

チームとは、ある共通の使命・価値観・信念(ミッション)を持ち、望ましい将来像・実現したい世界観(ビジョン)を共有した集団を意味し、ただ単に集合を意味するグループとは異なります。

チーム医療は、患者自身もチームの一員と考え医療に参加し、医療に関わる全ての職種がそれぞれの専門性を発揮することで、患者の満足度をより高めることを目指した医療を指します。

チーム医療に関わる職種は、医師、看護師、薬剤師、栄養士など、直接医療を提供するチームのみならず、福祉職、心理職、スピリチュアルケアなど患者および家族のサポートを行うチーム、家族・友人、企業、マスコミ、政府などを含めた医療や患者を囲む社会資源からなるチームも含まれます。

従来の医療は、医師を頂点とした指示体制に基づく診療活動であったが、チーム医療は、各職種が平等な関係にあります。また、それぞれの職種が持つ専門的な意見をもとに患者と共に議論し、そこで得られたチームのコンセンサスに基づき、協働しながら行う医療です。それゆえ、各職種の行動はチームとして責任を負う必要があります。さらに、チーム医療では、状況に応じて、それぞれの職種がリーダーシップを発揮し、相互尊重することが求められます。

「がんのチーム医療の定義」に関連しての論文、「効果的ながんチーム医療の概念モデル〜チームオンコロジーABC」
Naoto T. Ueno, T. David Ito, R. Kevin Grigsby, Melanie V. Black and Janis Apted

日本語版PDFならびに英語版PDFをご参照ください。

MDアンダーソンがんセンターについて

イメージ画像  テキサス州ヒューストンには42のさまざまな医療施設が集まる世界一の巨大医療センター、テキサス・メディカルセンターがあります。MDアンダーソンがんセンターはそのなかにあり、世界有数のがんの専門病院として知られています。年間6万5,000人の患者さんを受け入れ、新薬の治験や遺伝子治療など、最先端のがん治療及び研究が行われています。

 私たちの病院の根幹を支えているのは集学的治療(チーム医療)といっても過言ではありません。MDアンダーソンがんセンターでは、世界でも最も有能とされる病理医、放射線専門医、腫瘍内科専門医、腫瘍外科専門医、腫瘍放射線専門医、看護師、薬剤師がチームとなり患者さんの治療にあたっています。

動画 『MDAスタッフ:がんチーム医療への想いを語る』

真ん中の再生ボタンをクリックすると、動画が見られます。さらに動画画面をクリックすると、YouTubeサイトに飛んで大画面で見ることができます。


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MDアンダーソンがんセンターのチーム医療とは具体的にどのようなものなのか

 チーム医療をひとことで説明するのはとても難しいのですが、基本はコミュニケーションです。MDアンダーソンがんセンターでは約30年前からチーム医療への取り組みが始まり、試行錯誤しながら現在のかたちになったという経緯があります。しかし、現在のかたちも通過点にすぎず、今後も進化は続き、決してひとつのかたちに止まることはないのです。

 チーム医療は最初、医師同士のコミュニケーションから始まって、10〜15年前に看護師や薬剤師も含めたかたちになり、今では看護師や薬剤師も医師に近い仕事を担うようになりました。臨床看護師や上級看護師は、もちろん医師の管理下ではありますが、診断所見もとれますし、処方せんも書け、場合によっては処置もします。いろいろなデータを集め、ときには医師にアドバイスもします。看護師や薬剤師の専門性を高めていくと、医師の仕事と重なる部分が出てきますが、それをお互いどのように協力していくかを15年かけて作りあげてきました。

 ある患者さんに対してチームを組むとき、中心になるのは内科医の場合もあれば、外科医の場合もあります。その患者さんの状況により腫瘍内科医、腫瘍外科医、放射線医、形成外科医、看護師、栄養士など多くの専門家がメンバーとなり、患者さんに対する一定の治療方針を話し合います。話し合いは電話の場合や、会議をする場合もあります。ときには全く顔を会わせないこともあります。ここで大切なのは、よく話し合って基本方針を決めておくということです。その基本方針は、どの医師あるいはスタッフに聞いても皆同じになる努力が必要です。

 チーム医療は、よく船に例えられます。チームの中心となる医師は船長です。船長には全体像を見極める力が要求されます。個々の部分に関しては、その分野の専門家に任せればよいのです。医師は何ができて何ができないのかを自分自身で把握し、できないことを誰に任せればよいのかを知っておくことが大切です。

 一方、看護師や薬剤師はいかに自分の役割を拡張し、責任をとるかを考える必要があります。そのために、それぞれの職種の高い専門性が求められます。

 要するに、チーム医療とはコミュニケーション医療にほかならないのです。

 (注)がんチーム医療に不可欠なコミュニケーション・スキルについて詳しく解説する「I*CARE」というサイトページが、MDアンダーソンがんセンター英語公式サイトにありますので、ぜひお訪ねください。

 

日本における「チーム医療」

 どの病院でもチームは職種があれば存在します。ただ、どのような組織作りとコミュニケーション体制をつくるかによって、患者さんの満足度は歴然と違ってきます。また、患者さんの主体的な態度を引き出せるかどうかも、チーム医療の取り組みで決まると思います。

 このWebでMDアンダーソンがんセンターのチーム医療を紹介することにより、日本独自のチーム医療体制が築かれることを期待しています。


テキサス大学 MDアンダーソンがんセンター
Stem Cell Transplantation and Cellular Therapy, Breast Medical Oncology所属

教授    上野 直人


※チームオンコロジーについて、もっとくわしく知りたい方は、上野直人氏の連載コラムもご一読ください。

 

動画『がんチーム医療(チームオンコロジー)のこれからを語る』
<全5回シリーズ>

がん医療に「チーム医療」を取り入れ、普及させることで、日本のがん医療をよりよくしようとする医療従事者(J-TOPチューター)にインタビューし、日本のがん医療のこれからを語ってもらいました。どうぞご覧ください。(2008年2月収録)

※真ん中の再生ボタンをクリックすると、動画が見られます。さらに動画画面をクリックすると、YouTubeサイトに飛んで大画面で見ることができます。

第1回 「チーム医療とは…」

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第2回 「看護師や薬剤師の仕事は変わるか」

第3回 「責任、やりがい、モチベーション」

第4回 「医師主導の医療を変えるには…」

第5回 「意識改革と自身のMission & Vision」

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