Japan TeamOncology Program (J-TOP) について

患者さん中心の“がんチーム医療”のために

2001年の設立以来、Japan TeamOncology Program (J-TOP)は、日本およびアジアのがん医療における「チーム医療(“チームオンコロジー”)」の普及と発展を牽引してきました。

がんのチーム医療とは、医師・看護師・薬剤師・カウンセラーといった多職種の医療従事者と、患者さんご自身、そしてご家族や多様な関係者が連携して、それぞれが最適なパフォーマンスを発揮することで患者さんの満足度を最大化するための治療アプローチです。

私たちJ-TOPは、日本およびアジアにおけるがんチーム医療の推進と、患者さんがその中心的な参加者となるための支援を目的として、米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの先進的かつシステマチックな集学的アプローチと、ハワイ大学がんセンターの実践的アプローチを基盤とした教育プログラムを提供しています。日本ではじめて“がんチーム医療”の理念を提唱して以来、これまで20年以上にわたって日本およびアジアの1,500名以上の医療従事者に学びの機会を提供し、彼らがそれぞれの現場でチーム医療のリーダーとして活躍することを支援してきました。

J-TOPのメンバーは、国内外合わせて200名を超えるメンター・チューター陣、および米国のMDアンダーソンがんセンター・ハワイ大学がんセンター、そして日本の主要機関の講師陣によって構成されています。近年では韓国・台湾・タイ・フィリピン・ベトナムなど、アジア各国からのメンバーも増え、各国におけるTeamOncology Programの設立にも影響を与えています。さらには、がんサバイバーの皆さん、多様な企業・団体との連携も、私たちのプログラムを体現する重要な要素です。

私たちJ-TOPは、「よりよいがん医療を実現したい」と考える人々が集い、次世代のがんチーム医療のリーダーを育成する各種プログラムとネットワークを通して、ワークショップやセミナーを始めとする教育活動の展開、そして日本およびアジアの“がんチーム医療”の推進に貢献し続けます。

Mission

リーダーシップおよびキャリア形成に関する最高品位の教育プログラムを提供し、患者さん中心の“がんチーム医療”を推進するオンコロジーリーダーとしての能力、技能、行動力を育てます。

Vision

チームサイエンスの推進と社会に開かれたコミュニケーションを通じ、患者さんだけでなく、非医療者、 各分野のステークホルダーが参加する“がんチーム医療”を実現します。

Core Values

思いやり
私たちは、その言動と行動をもって、すべての人が思いやりを感じられる環境を創ります。

誠実さ
私たちは、仲間、そして私たちに関わるすべての人々からの信頼に応えるため、誠実に行動します。

発見
私たちは、創造性を重んじ、新たな知識を探求し続けます。

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