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治療とその選択
リュープリン注射、子宮体がん検査について【ご返信】
F(東京都) 2020/05/27
返信が遅くなり大変失礼いたしました。
看護師のFと申します。
ご投稿から、リュープリン注射と子宮体がん検査時の苦痛や心配があり、ご自分で疾患や治療をよく調べた上で医師とコミュニケーションを取られている姿が拝察されました。
子宮体がんの検査は非常に苦痛を伴う検査で、ひ。さんと同様に、不安を感じる患者さんは多くいらっしゃいますし、お気持ちがとても良く分かりました。
ご自分で検査や治療の意義を調べ、ホルモン療法の前に子宮内膜の状況を確認するために、がん検診を受けることを納得したものの、半年後にフォローする必要が本当にあるのか。
リュープリンも必要があるのかという思いでしょうか。

ホルモン療法を開始した後に、不正出血が認められる患者さんも比較的多いようです。予め検診を受けておくと、万が一不正出血があった時は婦人科の治療はスムースに進むと思います。また、治療開始後の評価のため、半年後に検査するという考えもあるようです。
一般的に主治医は、指針と目の前の患者さんの状況の両方を見ながら治療をすすめていきます。
従って、再度主治医や婦人科医とご相談していただくことをお勧めいたします。
一度先生にお話をしたので、再び相談することに抵抗があるかもしれませんが、何度も対話することが大切だと思います。
「なぜ嫌なのか、不安なのか、自分は何を大切にしていて、何を根拠に行動しているか」という視点で思いを伝え、先生にも質問してみても良いかもしれません。
また、すでに実施しているかもしれませんが、医師だけではなく看護師、薬剤師、かかりつけの病院に相談支援センターがあれば、ソーシャルワーカーもおりますので、病院にいる医療者に相談することも考えていただけないでしょうか。
その際、質問事項を紙に記載し、聞きたいことの優先順位をつけながらご相談していただけると良いと思います。

最後に、半年後に再度体がん検診を受ける時は、事前に鎮痛剤を使用する方法もあります。
私が産婦人科外来で勤務していた時、痛みに不安がある方はそのように対応しておりましたので、検診の予約をする際に看護師に相談してみてはいかがでしょうか。
いつも通りのひ。さんで、再度医療者とコミュニケーションをトライしてみてください。
何かありましたらまたお気軽にご相談いただけると幸いです。
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