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MD Anderson Cancer Center Committee Members

Interview

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Ms.Joyce L. Neumann,
PhD, APRN, AOCN, BMTCN

Advanced Practice Nurse上級看護師

Issued Sep.2004

APN*としてのわたし

シカゴの大学院修了後、腫瘍学コースを学びAOCN(Advanced Oncology Certified Nurse:上級腫瘍学有資格看護師)の国家資格を取得しました。
1992年より、M.D.アンダーソンがんセンターにおいて働きはじめて以来、世界中の多くの患者さんや医療関係者に接しながら、また時に文化的な背景にとまどいながらも、自分の家族が受けてほしいと思うようなきめ細く、適正な看護を常に心掛け、現在に至ります。

2001年同病院委員会より
Ethel Fleming Arceneaux Outstanding Nurse Oncologist Award授与
*Advanced Practice Nurse

APNへの道のり

大学卒業後、正看護師の資格取得。そして大学院では各専門分野(Family Nurse Practitioner, Adult Nurse Practitioner, Clinical Nurse Specialist等)を選択し学びます。日本と同様に看護を中心として学ぶClinical Nurse Specialistプログラムの他、Nurse Practitionerプログラムは診察等、医師の役割に近いことを学びます。在学中に400時間の実習(通常3年間)をした上で、卒業後、APN資格取得のための国家試験を受けます。

Ms. Joyce L. Neumannが大学院に通っていた時代にはNurse PractitionerプログラムがほとんどなくClinical Nurse Specialistコースを専攻しAPNの資格取得となりましたが、現在の仕事場では、Nurse Practitionerの役割が主になっています。

現場では

Ms.Joyce L. Neumann現在わたしは、骨髄移植センターにいる10人のAPNたちの監督・指導にあたっています。
実際の現場では、患者さんの診断・治療に関わるだけでなく、検査結果、放射線画像のチェック、治療に伴う副作用などへの対応もします。また私たちAPNは、医師・薬剤師と共に決定した治療方針を患者さんやそのご家族に伝え、また緊急時には医師に代って処方の指示をしたり、さらに精神面、栄養面、体力面など総合的なケアをしています。

これからの目標

「がんが患者さんにおよぼす症状全般」をテーマに、テキサス州立大学オースティン校の博士課程で研究をはじめてから3年が過ぎました。専攻は看護学。仕事と家庭、そして研究生…博士課程終了までにはあと2年かかりそうですが、卒業後も同分野において、できるだけ広範囲で活動を続けたいとと思っています。現在、PhD取得に全力を注いでいます。

Personal Data

  • イソノイ州シカゴ生まれ、シカゴ育ち
  • 趣味:アウトドアスポーツ全般
    (ヒューストンマラソン2回参加、バイク、カヤック、スキー、ダイビングなど)
  • 3人の子供がいます。最近25歳の息子が結婚し、娘も婚約。昨年は皆でダイビングを楽しみました!