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MDAコミッティ紹介

MD Anderson Cancer Center Committee Members

Interview

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Ms.Laura T.Guerra

Superviser, Research Nurse乳腺センターリサーチナース

Issued Oct.2004

Research Nurseとしてのわたし

今から約30年前、看護大学卒業後すぐM.D.アンダーソンがんセンターに勤務をはじめたころは、当病院も従業員数1,200人とまだまだ小さな病院で、Research Nurse(RN)という職種はありませんでした。以後、数々の研究に携わりながら、当院でRNという職務内容を築き上げ、現在では、指導する立場にいると同時にわたし自身も現職のRNです。
最も面白いのは臨床試験が全て終了したときです。携わっている試験の成果を得るまでには早くて6ヶ月、なかには3~4年かかるものもありますが、『今回の新しい治療法は今までのものよりも良い』、と全てのデータを揃え、結果を出したときほど嬉しいことはありません。

Research Nurseへの道のり

看護大学(2・3・4年制のいずれか)を卒業し、看護師資格を取得後、2年間の臨床現場での研修を経て、Research Nurse(RN)としての研修に応募することができます。
現在、アメリカではRNの認定証として、SOCRA (Society of Clinical Research Associates) と ACRP (Association of Clinical Research Professionals)の2種類がありますが、個人の能力を示すためにも取得する傾向にあります。
当院での研修内容は、各科での腫瘍に詳しくなること、そしてRNとしての役割(治療計画マネジメント、データマネジメント、臨床的実践能力、教育・チームへの適応、コミュニケーションなど)についてトレーニングを行います。研修が終了する6ヶ月目には、RNという職業が適しているかどうか自己判断できるようです。

現場では

Ms.Laura T.Guerraこの1年半に渡り、新人教育を担当すると同時に、同ポジションの他の担当者にも教育者としてのあり方を教えるという苦労を経験しました。そんななか、新人看護師が学び、仕事を好きになっていく姿を見ることに非常に喜びを感じています。
Research Nurseの仕事においては、新しい補助療法に関する研究を行っています。フォローアップも含め10年が過ぎた今、より良い治療法の発見に繋がることを願い、この仕事を全うさせることを目標に頑張っています。

最近の業績

ONS(Oncology Nursing Society)にて“Research Development Model”に関する抄録を発表しました。
これはM.D.アンダーソンにてわたしたちが作り上げてきたモデルを基に作成したもので、看護師自身そして病院の成長に有益だと考えています。

Personal Data

  • 1953年6月29日 テキサス州ガルベストン生まれ、ガルベストン育ち
  • 最近、娘が結婚し、その娘と一緒にシンガポールへ旅行しました。
    また、日本の訪問では、特に歌舞伎、広島の原爆ドーム、銀座、京都がとても印象に残っています。