チームオンコロジーとは
MDAコミッティ紹介
MD Anderson Cancer Center Committee Members
Profile

Dr.Naoto T.Ueno
腫瘍内科医
教授
乳がん、骨髄移植、腫瘍分子細胞学
Issued Apr.2007
氏名
上野 直人
(米国テキサス大学 M.D.アンダーソンがんセンター教授)
出身
京都府京都市生まれ
経歴
1989年 | 和歌山県立医科大学卒業 |
1989-90年 | 横須賀米海軍病院にてインターン研修 |
1990-93年 | 米国ピッツバーグ大学付属モンテフィオーレ、プレスビテリアン病院にて一般内科研修 |
1993年 | 米国内科専門医取得 |
1993-96年 | 米国テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンターにて、内科腫瘍学および骨髄移植の研修 |
1995年 | 米国内科腫瘍専門医取得 |
1996-98年 | 米国テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンター講師に就任 |
1994-99年 | 米国テキサス大学生物医学系大学院にて、がんの分子生物学・腫瘍分子細胞学を研究 |
1998年 | 米国テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンター助教授に就任 |
1999年 | 腫瘍分子細胞学博士号取得 |
2001年 | 乳がん・腎臓がん骨髄移植ディレクターに任命 |
2002-05年 | 乳がんTranslational Researchディレクターに任命 |
2003年 | 米国テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンター准教授に就任 |
2004年 | 米国テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンター永代准教授に就任 |
2009年 | 米国テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンター永代内科教授に就任、現在に至る |
医師免許
米国テキサス州、日本
専門分野
乳がん、骨髄移植、腫瘍分子細胞学、卵巣がん、遺伝子治療、腎臓がん
研究テーマ
- タキサンおよびEGFR tyrosine kinase inhibitorの感受性予測システムの開発
- PEA-15遺伝子治療の開発
- 乳がんおよび卵巣がんにおけるE1A遺伝子治療の開発
- がんにおける卵巣機能不全症
- 骨転移の標的療法の開発
- 固形腫瘍(乳がん、腎臓がん)における同種移植
- 乳がんにおけるhigh-dose chemotherapy
- チーム医療の推進
HONORS AND AWARDS(受賞歴)
- Clinical Fellow Research Award, M. D. Anderson Cancer Center, 1995, 1996
- Houston Endowment, Jesse H. Jones Fellowship in Cancer Education, 1996
- Pharmacia and Upjohn, Outstanding Achievement in Cancer Research Award, 1996
- Cancer Research Achievement Award, M. D. Anderson Cancer Center, 1996
- American Association Cancer Research-Glaxo Wellcome Oncology Clinical Research Scholar Award for Promising Translation or Clinical Research, 1998
チームオンコロジー(がんのチーム医療)に関する著作
上野直人著、講談社+α新書、2006年刊
(著者からのメッセージ) この本は、私がこれまで患者さんと接して、感じ、確信したことを、凝縮したものです。より良い医療のためには、私たち医療側の努力がとても必要であることはもちろんですが、この本は別の視点、「患者側の果たすべき責任」という観点から書きつづりました。チーム医療には患者さんの参加が大切であることを、この本を通じて、心から知っていただきたいと思っています。そして、がん患者さんとその家族のみなさんだけでなく、いま健康を享受している多くの方々にこそ是非読んでいただきたいと思います。健康なうちに自分がどう医療に向かうか、また最新医療の選択への意思決定をどう取るべきか、それが最高の医療を受けるための成功のこつであると考えます。
ドクター上野の「がん患者学」(上)『納得して医療を受けるための「9カ条」』
(Webサイト「がんナビ」 2007年1月23日掲載)
ドクター上野の「がん患者学」(下)『「チーム医療の真髄」と「家族の役割」を知ろう』
(Webサイト「がんナビ」 2007年1月30日掲載)