掲示板「チームオンコロジー」

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EDUCATIONAL SEMINAR
5Th TeamOncology Workshop
橋本 浩伸(NCCH) 2011/11/07
11/4-6,東京で開催されたTeamOncology Workshopが無事終了しました。

チューターとして参加させていただきました薬剤師です。
ご参加の皆さまお疲れさまでした。

今年はグループワークの質、発表、会の盛り上がりともに何時も以上に素晴らしかったと思います。

ご参加いただいた皆様、是非こちらに感想・ご意見などをお書きいただくとともに、まだこのワークショップを未体験の方に魅力を伝えていただけたらと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

Re:5Th TeamOncology Workshop
三浦裕司 (虎の門病院臨床腫瘍科) 2011/11/08
参加者の皆様、お疲れさまでした。
Team ZOOにチューターとして参加させていただきました三浦です。

最終日の発表では、皆さんが作った、VISION, MISSION, Programから、患者さんやそのご家族、そしてがんに関わる全ての人達に対する、"You are not alone!"というメッセージが伝わってきて、本当に感動しました。

これからも、日本の、Asiaの、そして世界のがん医療のために一緒にやっていきましょう。
Re:5Th TeamOncology Workshop
齊藤光江(順天堂大学) 2011/11/08
Workshopに参加された皆様、素晴らしい時間と体験を共有できて、幸せでしたね。しかし、いつも話題に上ることですが、職場に戻ると何事もなかったかのような現実に引き戻され、あんなに熱い思いがたちまち冷やされてしまうといった世間の冷たい風に抵抗できない歯がゆさを感じられるというのが、おそらくほとんどの参加者の悩みになることでしょう。
大事なことは、Workshopに参加しようと思い立った時点で、周囲のmotivation gapは存在し、それが多様性の表れでもあり、組織内の温度はもともと一定ではないということを認識しておくことだと思います。組織内のコミュニケーションを図り、誰彼とはなしに、各自が自身の得意分野でリーダーシップを取るというような理想が実現すればよいですが、中々思惑の違う個人の集団で、目標を統一するというのも至難の業であったりします。既存の組織で実現しなかったとしても、同じvisionを描く仲間(今回のWorkshopで見つけた仲間を含め・・)を集め、新たな組織を創造してしまうといったことも視野に入れてはいかがでしょうか。
若き頼もしきnext generationにそういった今後の戦略方法論もcreativeに、と願いを込めてエールを送ります!
Re:5Th TeamOncology Workshop
河添仁(愛媛大学医学部附属病院) 2011/11/08
参加者の皆様、お疲れさまでした。
Team NADESHIKO and SAMURAIのリードチューターとして参加させて頂きました河添です。

小生、微力ではありますが「誰」のための集合研修か?を考えながら関わらせて頂きました。
facebookの方でコンタクトが始まっています。そちらも宜しくお願いします。

参加者のプレゼンテーションにinspireされました。昨年と比べてMDAのメンターが介入されていた印象です。新たな試みは海外組の台湾、韓国からの参加者とPatrick(TED)のレクチャーがありました。

これからもご指導の程宜しくお願いします。
Re:5Th TeamOncology Workshop
多久佳成(静岡県立総合病院) 2011/11/10
The 5th TeamOncology Workshop へ静岡より初めて参加させて頂いた者です。当院よりは私を含め医師・看護師・薬剤師の3職種で参加をさせて頂きました。がん患者さんへ少しでもよい医療を提供したいという同じ志をもった者が集まり、ともに多くを学べたことを本当に感謝しております。
非常にハードなWorkshopでしたが、当院の3名は「チャンスがあればまた参加したい」、「次にはもう少し勉強をしていけば更に多くを学べるのではないか」とすでに次の機会への意欲を示しています。私個人としては、多職種チーム医療への熱意をあまりに熱く議論できる3日間であったが故に、実務へ戻った後に一部の同僚たちとの温度差を以前にも増して感じぜずにはおれず少し苦しくもなりました。この掲示板へ感想を述べながら少し自分の気持ちの整理もでき、他の人に変化を望むのではなくまずは自分自身がリーダーシップを発揮できる人間へ変わること。少なからず私と志をともに頑張ってくれている仲間がすぐ近くにいること、また全国にも多くの仲間がいることを胸に静岡県立総合病院化学療法センターを母体とした多職種によるチーム医療を一歩ずつ前へと進めていきたいと思っています。まずは、今回のWorkshopの院内報告会を参加者3名で行う予定です。
メンター・チューターの先生方、参加者の皆様、本当にありがとうございました。これからが始まりであり、これから何ができるかが今回のWorkshopでお世話になった皆様への恩返しと思っています。これからも少なからず心が折れそうになる時もあろうかと思います。そのような時は、また皆様とメールなどで熱く語り合いたいと思っています。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
多久 拝
Re:5Th TeamOncology Workshop
田口 (大阪府立成人病センター) 2011/11/10
多久様、ワークショップを終えて今のお気持ちを投稿していただきありがとうございました。チューターで参加していました看護師の田口です。
「まわりとの温度差」はワークショップに参加した方すべてが程度の差こそあれ感じることだと思います。それは、皆さんがセミナーで理想の医療を見て、聞いて、何よりもグループワークを通して体験したからではないでしょうか?
 グループワークではチームのミッション・ビジョン、プログラムを考えましたが、是非、ご自身のミッション・ビジョンを実現するためのプログラムとプランを考えて少しずつでは実現していってください。
 多久様は三職種で参加されておられたということで自施設にも仲間がいらっしゃるし、ワークショップに参加した仲間やもちろんチューター、メンターというサポーターがいます。1月には青森で「みんなで学ぼうチームオンコロジー」を開きます。このセミナーでは、チーム医療の要素やミッション・ビジョンについてみんなで学ぶことや多久様のようにみんながセミナー後どのように壁に突き当たりどのように頑張っているかも共有できると思います。これは完全日本語版なので英語が苦手な方にも薦めていただきさらに仲間を増やしていってください。
Re:5Th TeamOncology Workshop
佐々木英二 (総合上飯田第一病院) 2011/11/10
 参加者の皆様、お疲れさまでした。Team Beerのリードチューターとして参加していました佐々木です。
 今年は例年以上にどのチームのプログラム、発表もすばらしく感じました。参加者皆さんの専門的知識やスキル、発想、協力、(眠らない)努力に心から敬意を表します。
 今回私はTeam Beerのグループワーク中にオブザーバーで参加された癌サバイバーの久田さんがされた発言(闘病時の心の動き、家族や子供との関係、会社や社会でのご自身の使命など)がとても心に響きました。自分が診療しているがん患者さんの多くがまた、久田さんと同様の気持ちで診療を受けられているのだろうと思うと、まだまだ自分は反省すべき点が多くあると感じました。単に医療を提供するだけでなく、患者さんの気持ちや希望をいかに汲み取って医療に反映させていくことが大事なんですね(当然のことと言えばそうなのですが)。患者さんが常に中心にいるチーム医療をめざしてみんなでがんばっていきましょう!
Re:5Th TeamOncology Workshop
多久佳成(静岡県立総合病院) 2011/11/10
田口様、皆様。
静岡の多久です。温かいお言葉をありがとうございます。頑張る勇気を頂いた気分です。青森の「みんなで学ぼうチームオンコロジー」ですが、今年の春に参加を予定していたものの、残念ながら震災で参加ができておりません。早い内に当施設より再度参加できないか、看護師さんや薬剤師さんたちとも相談をしてみます。本当にありがとうございました。
こんごともよろしくお願い申しあげます。
多久 拝
Re:5Th TeamOncology Workshop
田嶋 美幸(順天堂大学) 2011/11/10
参加された皆さま、お疲れさまでした。皆さんの素敵な笑顔の写真から、実りあるworkshopであったことが分かります。また、今回チューターとして参加できなかった事が悔やまれています。
参加された方のご意見や他のチューターのコメントを拝見し、5年前に京都で参加した時の事を思い出しています。確かに実際の業務へ戻った時の温度差はあったもののworkshopを通じてチームの強さを知り、それまで全く交わることのなかった他職種の方々との間に小さいながら風穴があいたように感じました。また、他施設の熱い仲間と知り合えた喜びも大きく、その後も様々な場面で助けていただいています。
今回のworkshopでの出会いを是非今後のご活躍に結び付けて下さい。私たちも一緒に協力させていただきたいと存じます。どうぞ宜しくお願い致します。
Re:5Th TeamOncology Workshop
久田邦博 (エーザイ株式会社) 2011/11/18
ワークショップお疲れ様でした。
オブザーバー参加させて頂いたサバイバーの久田です。
Team Beerの成長を静かに見守っている予定でした。パーティ会場でコイントスに負けてテーマが「サバイバーシップ」に変更になったときに運命的なものを感じました。ミニレクチャーを依頼された時に何を話せば役に立つのかを考えました。普段もセミプライベートな活動として医療現場で患者の気持ちを講演していますが、子供の話は話したことがありませんでした。これも「場」の力に引き出されたような気がしています。今回の経験は、今後の講演活動やがんピアサポート活動に生かしていく所存です。今後ともよろしくお願いします。
Re:5Th TeamOncology Workshop
野木雅代 (東京医科大学病院) 2011/11/18
久保様

 看護師(Japanese Mentor)の野木と申します。今回のワークショップでは、久保様からサバイバーとしての率直なご意見、お気持ちをお話いただき、とても勉強になりました。
ありがとうございました。
これからも、患者中心のがん医療を目指して、より良いWorkshopにしたいと考えております。
こちらこそ、今後もどうぞよろしくお願い致します。
Re:5Th TeamOncology Workshop
北山さゆり (姫路赤十字病院) 2011/11/18
チューターとして学生グループに一緒に参加させてもらっていました。

研修中、一緒にプログラムについて考えながら思っていたのは、相談員として働いている私の日々は、患者さんからの声や医療者からの声をもとに、プログラムを作成しているということです。常に改善を求めてプログラムの作成を、診療部の先生と、外来の看護師さんと、事務職員の方と、患者さんと、いろいろな問題に関して、よりよい改善に向け病院のシステムを変更に向けて日々努力をしています。

その中で思うことは、全体的にものごとを見る、意見交換の交渉術等、管理的な視点が必要なのかなと思いました。その取り組みの一つは、病院の委員会で取り組んでいることもあります。病院の委員会に参加することは、そのような活動に参加できる機会でもあると考えれば、看護師も積極的に参加することで看護師の力を発揮する一つの活動の場所になりますね。そのことを改めて感じました。

委員会では、いろんな職種が集まっているので、その中でいろいろ検討しながら、何かを改善策に向けての動きができれば、これぞチーム医療ではないでしょうか?活動の中で充実感を感じたことがあります。その要因はそこにあったのでしょうね。

参加した看護師の独り言でした。
Re:5Th TeamOncology Workshop
押川勝太郎(宮崎善仁会病院(非常勤)) 2011/11/19
Facebookとのマルチポストです。こことFacebookとメーリングリストの
すみわけがよくわからないもので...
いきなり本題に入りますが。
workshopに刺激され、この2週間自分なりにチーム医療について考えてみました。
モチベーションはあがるのですが、現実との擦り合わせを念頭に喫緊の問題点を挙げてみます。
・チーム医療は患者さんを中心にという意味では良いのですが、他職種への時間的、労力的コストはあまり議題になっていないような気がします。米国のチーム医療を参考にするのは良いのですが、向こうは遥かに予算や人的配置が豊富で(逆に言えば恐ろしく医療費が高額、他科コンサルトだけで300$追加?)、日本のきつきつの状況にそのまま外挿は無理では...

・Team Nadeshiko&Samuraiの発表では化学療法中の乳がん患者に対して他職種の病院スタッフによる濃厚なケアがQOLの向上につながると言う臨床試験をデザインしましたが、これまたコスト計算は度外視してパッションで乗り切ろうということになりました。実際にはパッションを共有していない人たちとも協同していかなければならない状況の方が多いと思いますが、その場合の対策は?

・ITなどのテクノロジーをもっと活用してチーム医療をもっと発展させようという意見もありました。確かにこのFacebookは有用ですし、iPadで治療中の患者さんの有害事象の記録と管理というのも目から鱗でした。しかしもっとたくさんのアイデアがありそうなのですが、なにか新しい試みをしている方はおられるでしょうか?
Re:5Th TeamOncology Workshop
上田(市立伊丹病院) 2011/11/19
コメントありがとうございます。
きっとチームオンコロジー10年の歴史の中で、多くの参加者が同じ思いを感じてこられた問題だと思います。

私は薬剤師ですが、私が初めてこのワークショップに参加した7年前も、MDアンダーソンと日本の状況は違うといわれていました。でも実際には、7年前と比較して、がん医療における薬剤師の役割は大きく変わっていると実感しています。
もちろん日本の薬剤師は、MDアンダーソンのテクニシャン、薬剤師、臨床薬剤師の1人3役をこなさないといけないので、とても大変です。でも今の現状を変えていきたいというパッションを持った薬剤師が、新しい時代を切り開いたのだと思います。

 
Re:5Th TeamOncology Workshop
久田邦博 (エーザイ株式会社) 2011/11/21
野木様

 アサーティブな態度で「久保」ではなく「久田」です(^○^)
 
 今日もピアサポートしてきました。
 月一回上京しています。
 またお会いできるといいですね。

 今後ともよろしくお願いします。
Re:5Th TeamOncology Workshop
飯原(岐阜大学) 2011/11/21
押川先生、投稿ありがとうございます。
先生のおっしゃるように、そのまま外挿は無理だと思います。
しかし、日本においてもM.D. Andersonにおいてもチーム医療の本質(リーダーシップ、コミュニケーション、EBM)は同じであるので、日本なりの規模でそれを提供して行けばと思っています。
私はこの会に参加してから、自分の関わる患者には、薬剤師の役割を責任を持って果たして行こうという気持ちが強くなりまいた。そして責任を果たすためにも医師・看護師とのコミュニケーションが必要であり、患者の問題を解決するためにEBMをもっと使いこなさなければと取り組んでいます。
このような気持ちを持った仲間を増やしていくことで、5年後、10年後に日本の薬剤師がM.D. Andersonの薬剤師と同じかそれ以上の役割を果たせたらと思っています。
チームの形成は医師のリーダーシップの一つかと思います。先生には是非、自分の役割を果たそうとしている薬剤師を取り入れて頂ければと思います。また、薬の事を薬剤師に相談して欲しいです。実は、先生からの相談を待ってたりする薬剤師もいます (^o^)v
Re:5Th TeamOncology Workshop
押川勝太郎(善仁会病院(非常勤)) 2011/12/07
飯原先生
返事の投稿遅くなりましたが、回答ありがとうございます。
リーダーシップはその立場ではなく、その意志に依ると思っています。
当方患者共同勉強会を主催し、別病院の薬剤師さんにも参加してもらっています。
しかし患者さんから薬剤師さんへの要望をアンケートに書いてもらうと意外とないのです。
これはこちらの薬剤師さん独自の役目が認識されていないためと思っています。
やる気のある薬剤師さんと協同して勉強会を発展させて、外部から病院へプレッシャーをかける方法を模索している所です。
大きな問題はやはり業務負担の急増で体力が追いつかない所でしょう。
それを解決する根本的な方法を開発したいです。