掲示板「チームオンコロジー」

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EDUCATIONAL SEMINAR
THE 1st TEAMONCOLOGY WORKSHOP @幕張
E.Mashima(金沢医科大学) 2007/11/07
去る11月2~4日まで幕張でありましたWORKSHOPにobserverとして参加させていただきました金沢医科大学4年のE.Mashimaです。
このWORKSHOPは私にとって、working as a teamという概念を大きく変えるものとなりました。チーム医療=respecting each other という意味のみを指すのかとずっと思っていたのですが、mentorやtutorの先生にとってこれは当たり前のことであり、そこから一歩進んだ先、brighten others and being brightened ourselves by doing it. というのが真のworking as a team という事だったんだなぁと思い知りました。それこそleadership,communication が最も必要であり、これなしでは成り立たない事だな、と実感しています。
EBMについても、大学でpub medという便利なtoolがありますよ~という事は習っていたので知っていたのですが、abstractだけとは初めて知りました(恥ずかしいです)参加者の先生がたがpub medを使ってprotocolの資料を探すのを後ろから観察して使い方を学んだりして、新しく知ることばかりでした。

私はまだまだ知らないことが多いし、もしかして、勘違いして物事を捕らえていることも多いのでは、と思います。統計の専門家の方が、teamの一員であるなんて考えもしていませでした。(本当に後悔しているのですが、本棚が臨床のノートで一杯になったので、1年生のころ習った統計のノートは捨ててしまったんです。。。あー私はなんていうことをしてしまったんだ!!でも教科書はあるので、少しずつ復習しようと思います!clinical trialで統計の知識は必要ですものね。clinical trialの重要性を初めて知りました>_<。。)

自分の’無知の知’再確認した今、少しずつ学んでいきたいな、と思います。今私がいる場所が全てではなく、良いと思う点は素直に受け入れていく柔軟な姿勢を持ち続けていきたいです。今回observerとして参加させていただいて、誰かが教えてくれるのを待つのではなく、今回得たfishing poleを使ってどんどん知識面だけではなく私自身も成長させていきたいです。

後ろでじっと見ていた私に声をかけてくださった、参加者の先生方、上野先生をはじめとするmentor,tutorの先生方、本当にありがとうございました。次、お会いするときは、もう少し医学的なこともお話できるように日々精進していこうと思います!勉強が楽しくなりそうです!


Re:THE 1st TEAMONCOLOGY WORKSHOP @幕張
阿南 節子(市立堺病院) 2007/11/07
Re:THE 1st TEAMONCOLOGY WORKSHOP に参加しました。
WORKSHOPでは『プログラム』の意味を理解するのにとても時間を要しました。
なぜだろうと考えました。
日本では一般的にプログラムは、運動会プログラム、コンサートプログラム、講演会プログラムのように比較的狭い内容を示す場合が多いです。
国語辞書によると、プログラムは以下の記載がありました。
1.ある物事の進行状態についての計画や予定。予定表。
2.演劇・映画・音楽会・テレビなどの演目・曲目・番組。ま  た、出演者の紹介、解説などを  印刷した小冊子や番組  表。

そこで、今回の『プログラム』を我々は何と表現するだろうと考えました。そして、今回の『プログラム』は日本では『プロジェクト』に近いと思いました。
NHKの『プロジェクトX』はとても人気のある番組ですが、
・巨大台風から日本を守れ
・ガンを探し出せ~完全国産・胃カメラ開発~
・男たち不屈のドラマ 瀬戸大橋~世紀の難工事に挑む~
などのプロジェクトを紹介しています。
もし「プログラムの意味は日本ではプロジェクトに近いかもしれない」と気付いていたら、『プログラム』の理解が1時間ほど短縮できたかも知れません。

最近、がん関連の学会では『チーム医療』の演題がとても多くどの施設でもチーム医療を実現しつつありますが、『プログラム』実現のためのチーム医療でありたいと痛感しました。