掲示板「チームオンコロジー」

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EDUCATIONAL SEMINAR
CKチームの皆様へ
よしい(TUH) 2007/12/15
Challenging Kaleidoscopeの皆様

JTOPのワークショップより1ヶ月以上が過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。

あれからそれぞれがJTOPの経験を元に、次のステップに進まれているのではないかと思います。

私の職場からでたチーム間では帰ってから反省会を通じて、いろんな思いや意見をお互いに聞き、さらに学びを深めることができたと思います。本来なら、CKチーム全員でそういう場があればよかったと思いますが、日程上、無理だったのは承知しているので、あのディスカッションの言いだしっぺとしてWEB上でだけでも、皆さんとあの経験について討論できたら良いな、と思いました。

あのディスカッションは、ピリピリした雰囲気の中、その気持ちを理解しながらも、うまく意思疎通できていないことについて、ただそれを伝える、というだけのことで、そんなに特別なことではない(もちろん、エネルギーを要することではありましたが)、あの雰囲気を改善するために必要な処置であったと思っています。

実際、あの後、全く進まなかった作業が進んだのはあのディスカッションがあったからだと思っています。
チーム医療には「気を遣う」というのではなくて、お互いを理解しようとする、思いやるということも必要だと思っていますし、あの話し合いがあったから、少しそうできるようになったのではないか、と思っています。

もちろん、コミュニケーションのまずさに際してナースサイドに何も問題がなかったか、というと大有りだったと思います。

知識が医師においついていない、というか基礎的な知識をきちんともっていかなかったこと、EBMを検索するために検索エンジンに慣れていなくてはならなかったのに、多くがPUBMEDやCINAHLなどに触れてもいなかったこと、治験においてナースのとるスタンスはQOL,患者擁護や倫理的配慮が主だと思いますが、そこに責任があるということを理解していなかったこと、その分野では自分たちが他職種をリードしなくてはならないという自覚が足りなかったことなど、これは実際に職場でも共通する問題だと思うので自分たちも自覚しておかなくてはならない問題だと思います。

本来ならそういったナースサイドの問題ももっと掘り下げて話せればよかったかもしれませんが、ジョイスがいったように、こういう問題は数日で解決できる問題ではないし、解決できなかった問題は職場に持ち帰ってこれからの課題にすればいいことで、あそこで絶対ふれなければいけなかったかというと、時間的にも不可能だったように思います。

実は、私個人としては、あの場所でよりも、終わってからの方がいろいろ考えたし、学びを得た気がします。
私の職場からのチームメンバー、Janis(終わった当日早速メール相談してしまいました笑)、上田先生をはじめ、多くの人とメールや対面で自分の中のもやもやについてお付き合いいただき、本当に感謝しております。
そしてこのつながりの中で、あのワークショップはあくまで出発点であり、その経験と知識を活かすのは今後の自分たちにかかっているのだと実感致しました。

というわけで、できることならば、CKチームの皆さんたちとあの時語りつくせなかった思いをこの場で、そしてもう少し先へ進むためのディスカッションを展開できたらなと思っています。

年末に入りますので、なかなか私自身も書き込みできないかもしれませんが、ご意見お待ちしております。
Re:CKチームの皆様へ
上田(市立伊丹病院) 2007/12/17
CKチームの皆様

薬剤師チューターの上田です。
その節は、皆様に徹夜をさせてしまい申し訳ありませんでした。体調を崩されなかったでしょうか。

先日、QOLを2nd endpointとした大腸がんの臨床試験の事務作業をしていて、ふとあの夜のナースの発言を思い出しました。
「先生方は、ほんとにQOLの臨床試験をやりたいのですか?」
あの時は空気が重くて言えなかったのですが(笑)、個人的にはとても大事な臨床試験だと思っています。

ところで一般の方のページで、副作用に苦しんでおられる患者さんからの投稿があり、その中に、
『看護師に相談しても「医師に話してください」と言われるだけです。』との記載があります。

今回の研修を通して、皆様でしたらどのように関わられますでしょうか?

上田先生
由井  洋子(東北大学病院) 2007/12/17
先生にはWS中、後を通じてお世話になりました><

そしてその件に触れてくださってありがとうございます笑

ナースである私にとっても、QOLはあらゆる場合において、重要であると認識しております。
そして、QOLについてはプロフェッショナルであるナースがリーダーシップを取るべきだとも思っております(これは人によって考え方が異なるかも知れませんが)。
そのために医師に興味があるか、関心があるか、ということを聞くのではなくて、ナーシングのプロフェッショナルとして、他の医療従事者に納得していただく為にEBMを準備し、コミュニケーション能力を高める必要があるのだと思います。

そしてこれは、今後の私の課題でもあります笑

一般掲示板に関しては一度読んで考えてみたいと思います。