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家族関係とコミュニケーション
超高齢者への告知
上田(兵庫県) 2009/07/08
病院の薬剤師です。
最近、告知を行なわないまま超高齢者に抗がん剤治療を行なっているケースが続きました。理由は、家族が告知に反対するためです。
個人的には、超高齢者であっても告知を受け入れていただき、場合によっては残された時間を大切に過ごしていただきたいと思っているのですが、多くの場合やはり家族の意見が尊重されているようです。
脱毛や悪心が起こっても、我々は癌ではないと言い続けます。
家族の思いやりを大切にしたいと思うのですが、いつもこの問題は悩みます。みなさんはどう思われますか。

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Re:超高齢者への告知
たかぎまりこ(海外在住) 2009/07/09
難しい問題ですね。
患者本人が家族に説明してほしい、自分は何も知りたくないと本当に思っている場合は、それがその患者さんらしい最後の過ごし方なのかな、と思います。

尊い命とその人生は個人のものであります。

しかし、家族に支えられ家族とともに生きている命もあるでしょう。

とにかく、患者本人に確認することが「患者個人を尊重した医療」を提供する為には必要ではないでしょうか。

もし、始めから患者を除いて家族に話す、という状況であったら私も疑問が残ると思います。

本当に嘘をつき通すのか、そのときそのときの患者さんの様子や言動を家族に伝えて話し合って、何度も確認していく事が患者を支える皆が後悔を残さない為に必要だと思います。

家族は嘘をつくのが本人の為だと思いやり、でも本人は悪い病気なんじゃないかと勘ぐって眠れない夜を過ごしたりしているかもしれません。

はたまた、家族が嘘をついているのに気がついていて、気がついている事を悟られないようにする、そんな形でお互いに思いやる家族もあるでしょうね。

複雑に思いが絡んだ糸を、命のあるうちにほどくことは無理かもしれませんが、皆が患者本人の為に良い方向へ向かうよう努力し続ける事が大切だと思います。

上田さんがご経験されたケースのご家族が告知してほしくないと考えた理由は何だったのでしょうか?
きっとチームのナースは患者さんから心の内を聴いているのではないでしょうか。

私は告知をして、それを支えて行く事がベストだと考えています。
高齢者における告知が利益となるかを検証した臨床研究データーをご存知の方いますか?
ちょっとネットで検索してみたのですが知識不足で見つける事ができませんでした。とても興味がある内容なので、科学的なデーターがあるとうれしいのですが。





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Re:超高齢者への告知
上野 直人(海外在住) 2009/07/09
みなさんが高齢ならば告知を受けたくないですか?

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Re:超高齢者への告知
新倉 直樹 (神奈川県) 2009/07/10
日本では不思議なことに外来をやっていると
家族が本人にはがんと言わないでくれということが
多くあります
外来の予約の前に家族だけやってきて先に結果を
聞かせてほしい
なんてこともあります。

私は患者が高齢者であろうと、認知症であろうと
必ず告知しますが、
日本においてはまだまだ古い習慣が残ってます

私が病院を代わって前任者から外来を引き継いだ時も
82歳の女性で再発していながら、家族の意思で
患者が知らないケースがありました。

いきなり真実を言うわけにもいかず
家族を呼び出して、説得するのに1時間ぐらい
かかりました。

家族に先に病状を説明するのは患者との契約違反
と考えて、先に家族だけに説明することはしない
方針としてましたが

家族が先に病状を聞きたいと来院され
その方針を説明すると、怒ってその後患者本人も
外来に来なくなったこともあります。

高齢者も若い方も癌と告知されればだれでも落ち込みますが
私の印象だと高齢者の方のほうがあっさりしている方のが
おおく、家族が心配しすぎなだけと思います

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Re:超高齢者への告知
佐藤由美子(愛知県) 2009/07/10
医療者として不適切な意見かもしれませんが・・・

「実際、自分だったらどうだろう?」と考えたときに、
おそらく嘘をつかれることはないだろうし、
嘘をつかれてもわかってしまうだろうし、
そういう仮定自体がありえないんですよね・・・

だからこそ、自分とはまったく違う考えを持った患者さんの、
最も重要な情報なわけですから、
患者さん自身の考えをよーくよく聞かないと、
どうするのが一番いいのか、わからないですね。

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Re:超高齢者への告知
上田(兵庫県) 2009/07/13
ありがとうございます。
このサイトにアクセスされる医療者の答えは、きっと皆様「本人告知」だと思います。

でも新倉さんの言われる日本古来の習慣って、けっこう根強いです。

「よぼよぼのひい婆さん。ある日病院にいったら医者から「がん」だといわれて帰ってきた。
その日から家に閉じこもり気味で、食事もとらなくなってしまった。」

こんな状況って、日本文化的には「家族への告知」が医療者の配慮とされる気がしませんか?
一般の人も、そう思っているのではないかなって感じます。

<たかぎさん>
大多数のナースも本人告知派で、きっと本人の話を親身に聞いてあげていると思います。
ただ古典派医師の家族告知主義も、場合によっては一理あるように感じていると思います。

答えの出ないような質問ですいません。

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Re:超高齢者への告知
上野 直人(海外在住) 2009/07/13
非常に難しい問題ですが,ボクが家族に求めるのは告知の同意ではなく,本人が何を望むかだと言う点にフォーカスをおいて話をします。また,先日も述べましたが,自分ならどうして欲しいと家族に問いつめると多くの人は知りたいということです。確かに古い慣習ですが,告知をしないのは人権問題です。

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Re:超高齢者への告知
kumiko(東京都) 2009/07/14
家族が告知に反対するのは、がん専門病院であってもよく見かける風景です。
なぜ、告知に反対するのか、まず家族に理由を尋ねます。家族の気持ちをわかろうと、じっくりと聞いていくうちに、その感情の原因(背景)がわかってきます。
家族に不安や恐怖など強い情緒反応が起きている、あるいは以前よくない体験があったなどが多いです。
私も本人の意向中心に告知をする派ですが、家族へのそうした手当てなしには前に進みませんし、家族に傷を残すことになると考えています。

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Re:超高齢者への告知
上野 直人(海外在住) 2009/07/16
家族の手当はとても大切ですね。でも本当に家族が反対し続けたら,皆さんはどうされるのですか?

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Re:超高齢者への告知
kumiko(東京都) 2009/07/17
本当に家族が反対したら・・・患者さんの自律や尊厳を守るために、とことん話し合います。皆さんはいかがですか?

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Re:超高齢者への告知
たかぎまりこ(海外在住) 2009/07/17
上田さん、お返事ありがとうございます。

上野先生の質問へ

私(看護師)だったら。
患者さんが余命の事や病気について不安を持っていたり、知りたい様子があれば、それを家族に伝えて説得します。何度も話していきます。
カンファレンスの議題にして他のスタッフの意見を聞きます。
古典派の医師にも伝えます。

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Re:超高齢者への告知
佐藤由美子(愛知県) 2009/07/17
私(薬剤師)だったら。

医師でも看護師でもなく、ご家族ともそんなに接していない。
そういう様子からか、患者さんから、
今まで話せなかった不安や不満などをお聞きすることが、
しばしばあります。
「他の人には言わないで!」と言われることもあります。
基本的にはチームのメンバーに伝えて、改善の手助けをします。
言わないでほしいといわれたら、
患者さんから訴えられたわけではないように装って、
改善を図ります(笑)
もし、告知や余命について教えてほしいといわれたら、
チームとしての責任があるので、
その場ではもちろん答えられませんが、
メンバーに伝えて対応を相談します。
チームとしては、患者さんのご希望に沿えるよう、
できるだけのことをしていると思います。

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Re:超高齢者への告知
柏葉匡寛(岩手県) 2009/07/17
この問題を見たとき、MDアンダーソンでの研修を思い出しました。Bad Newsの伝え方でのSPIKESの講義でした。「再発自体はマイルドに伝えるとしても、肝転移等の命に関わる状況を余り伝えなくても良いのでは?」とその時の私は思いました、アメリカは個人主義だからとも…。
でも帰国後も沢山の再発患者さんが真摯に治療にのぞみ、現実を受け入れていく過程を見るにつれ、必要なのは私の判断ではない、良い悪い、ここまで、ここからは?一医師の思考を通しての価値観に過ぎない、それをどう感じるかは患者さん次第だと思うようになりました。
そこで超高齢者の場合を考えると、自身の判断能力がない場合、それ自体化学療法の適応ではないと思います。副作用を感じるのは患者さんで明らかに理解の出来ない「侵襲」を受けている訳です。これは精神疾患を持った患者さんでも同様かも知れません。患者さん側の権利であっても我々にも施行する義務は無いと思います。
判断能力があって、家族が反対する場合、これが問題だと思いますが、出来るだけ治療の内容、意義を患者の家族に再認識していただくようにしています。積極的治療を行わないというもう一方の選択と対比しながら、どうして患者さんに伝えなくてはいけないのか、如何に家族であろうと自分達の判断が即ち患者さんの利益、同じ考えではないということを考えていただくようにしています。
だからといって「お家の中で決定すべき問題ですから…」と丸投げすることなく、ソーシャルワーカーを交え何が患者さんの一番の利益(満足?)なのかを話し合うことが重要だと思います。
上田先生の施設の現状が問題と言うわけではなく、感情論だけで片付けられがちな日本人の潜在意識を患者の立場に立ち、患者の家族や同僚と目の前で解析してみる事が必要です。
私自身もMDA研修後、あるいは多くの事を教えて下さった患者さん達から学んだことだと思います。

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Re:超高齢者への告知
上田(兵庫県) 2009/07/18
皆様ありがとうございます。

粘り強い家族への説明は必要ですよね。
チームが一丸となって説得すれば、多くの場合、家族も本人への告知を納得されることは理解できます。

Mr.スピリチュアルケア 伊藤先生の講演の中で
「医療者は患者のすべてを理解しようとするがそれは無理である。医療という小さな穴から患者さんを見ているに過ぎない。」との言葉がありました。
また家族の意見尊重派の方からも、「家族は患者と共に穴の開いた壁の向こう側にいる。本人告知という倫理観はいわゆる一般論であり、すべての患者に該当する不変的なものではない。」といった内容を言われたこともあります。

倫理って、本当に難しいですね。

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Re:超高齢者への告知
新倉 直樹 (東京都) 2009/07/28
〉家族の手当はとても大切ですね。でも本当に家族が反対し続けたら,皆さんはどうされるのですか?

私は患者さんが痴呆でなければ、患者さんが望まない限り、家族に先に病状を説明することは、家族が強く希望しても絶対にしません、もちろんなぜ家族に先に説明できないのかを十分にお話をします。今までで1人だけ家族が納得できず、病院に来なくなりました。

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Re:超高齢者への告知
上野 直人(海外在住) 2009/07/29
新倉先生と同じです。私は決して家族に先に説明しません。倫理違反ですし、人権無視です。家族に先に説明するのは本人とのコミュニケーションが不可能であると判断したときのみです。

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Re:超高齢者への告知
匿名(大阪府) 2012/09/04
私の85歳になる母のことです。母は4月末に持病の胃潰瘍で吐血し、近くの市民病院に入院、そこで腎臓癌が発見されました。その際、主治医はまず、私に告知し、次に何の前触れもなく母に告知、腎臓は二つかるから摘出しても助かると思ったからなのでしょうか?母もその際は大きなショックを受けた訳ではなく自ら「もっと長生きしたいから手術します」と答え、癌専門病院を紹介してもらい、6月にその病院で摘出手術を受けました。末に退院しましたが、ずっと体調がすぐれなく、7月末に再び吐血し、また以前の市民病院に入院、母も家族も腎臓を摘出したため、また胃潰瘍が発祥したんだと思ってたところが、今度はスキルス性胃がんが見つかりました。
入院後、状態は悪くなり今は胃が閉塞し、点滴し、鼻にチューブをさして胃液を出しています。主治医から告知して抗がん剤治療すること進められています。私はせめて痛みを取って食事ができるようにしたいのですが、現状況では無理です。
いくらなんでもこのままでは母があまりにもかわいそうで抗がん剤で希望があるなら受けさせたいですが、まず母に告知しなくてはなりません。母は腎臓を取ってもう自分には癌はないと思っているのに、はたして伝えるべきなのか悩んでいます。
本人は鼻にチューブまで入れられ、いつもと違う胃の痛みに何か違うとは感じていると思います。このままでも苦しい。でも告知することでもっと苦しむのでは思ったら。まだ食事が普通にできる状態なら告知せず、緩和医療とも思いますが、こんな状態になったらやはり告知しないと、どうにも前に進めません。もうどうすればいいのかわかりません。

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Re:超高齢者への告知
豊田(兵庫県) 2012/09/04
腫瘍内科で働く医師です。少しコメントさせてください。

せっかく頑張って手術されたのに、今度は別のがんで食事も困難な状況であるとのこと、本当に辛く、どうすればよいのかわからない状況にあることと思います。
お会いしてもおらず、お母様との普段の関係などを理解していなままお答えさせて頂きますので、1つの考えとして聞き流して頂ければ幸いです。

非常にデリケートな問題ですので、絶対にこうしなければならない!という答えは存在しないと思いますし、私自身もし自分の患者さんがお母様の状況にあったらどうするのが一番よいのか非常に悩みます。

まず、ご指摘のように、疼痛を含め、お母様の苦痛を緩和する事が最優先されると思います。そして、痛みが軽減されてから、お母様にご自身の事を考える余力がおありでしたら、お母様が今後どのように過ごしていきたいのかを時間をかけて話し合う事が必要になると思います。お母様がまだ動ける状況にあるようでしたら、何か気がかりなこと、しておきたいことがあるかもしれませんので、すべてをお話ししてご家族と医療スタッフ全員でサポートして頂きたいな、と思います。しかし、実際にはうまくサポートしきれないこともあるかもしれませんので、何が起こっても皆様で選択された道が一番であったと信じて頂きたいと思います。

根治困難な状況の中、すべてを告知されることはお母様・ご家族にとって本当に苦痛に満ちたものであると思います。告知後に生じる様々な苦痛は、医師だけでなく他の医療スタッフを含めてみなでサポートして頂く事が必要だと思います。

実際には、お母様に告知しなかった時と告知した時のメリット・デメリットについて、ご家族みなさんで紙などに書いて意見を出し合い、その意見を医療スタッフに相談し、再度話し合って決められてはいかがでしょうか?様々な考えや思いがでると思いますが、見方が違えば考え方は必ず違いますので、なぜそう思うのか?という所に焦点をあてて意見を出し合って合意を形成して頂ければと思います。

お会いしていませんので断定的な事はお伝えできず、十分なお答えになっていないであろうこと、どうかお許し下さい。
お母様・ご家族様にとって、少しでもよい時間が訪れる事を願っています。

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Re:超高齢者への告知
KEN(愛媛県) 2012/09/04
乳腺外科医です。85歳のおかあさまの件、ご心配でしょう。当施設でも緩和医療に移行する患者さんが多く、本人と家族の方の意見の相違から、がん告知をどうすべきか迷うことも多いです。まず何より患者さんの苦痛を取ってあげることが、最優先されるべき(医療は「手当」です。)ですが、その後は、私も患者さんにまず告知すべきと考えます。超高齢者だからと言ってお茶を濁すのではなく、恰好たる人格に対して、ただ負担にならないよう患者さんの状況や心情も察しながらでしょうが、治療方針を説明、納得のいく治療を選択してもらうことは大事であると考えます。またスタッフ全体で、患者さん・ご家族を交えて治療方針を決めるカンファレンスを行い、患者さん側にもそれらを共有して頂くこともいると思いますし、当施設では行っています。

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Re:超高齢者への告知
三輪教子(兵庫県) 2012/09/04
私も告知に賛成です。

以前、近医より緩和外来に「娘さんのたっての希望で告知しないで緩和ケアチームにおまかせしたい」とのご依頼がありました。「当院では、緩和チームの介入の前提は本人への告知です」と申し上げましたが、娘さんのご意向が強くて、受け入れたことがありました。胃癌、肝転移の末期の70代後半のかたでした。だんだん病状が悪くなるのを不安に思われ、最後の頃は病棟スタッフに「ちょっと肝臓が腫れているだけ、といわれているのに、なぜよくならないの!」と訴えられながら、亡くなられました。鎮痛剤をお出ししようとしても、「すぐ良くなるといわれているから肝臓に負担になるのが怖いし、飲まずに頑張るわ」と言われました。この一件以降、私は、タイミングをみはからって、病棟や外来スタッフにも相談しながら、全員に告知しています。KEN先生も言われるように、「恰好たる人格に対して」、ということが診療の基本だと思います。

告知されたら、いったんは落ち込まれると思いますが、そこから立ち直ってこられるのをサポートすることも、緩和ケアの大きな役割だと思います。そして、ご家族の支えが大きな力になると思います。最初に本当のことを言わないと、どんどんつじつまが合わなくなり、ご本人の周囲への不信感が強まり、穏やかに過ごすべき終末期が不安でいっぱいになるように思います。これは私の経験からの考えです。それぞれの状況に応じた対応もあるかもしれません。是非いろんなご意見をお聞きしたいです。



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Re:超高齢者への告知
帶刀 (東京都) 2012/09/04
投稿の内容からお母様のことを大変案じて苦しんでらっしゃるご様子が伝わりました。本当におつらい状況だと思います。
そんな時に書いてくださりありがとうございます。

私は看護師をやっております。少しだけ、今まで患者さん方から教えていただいたものを書いてみます。
私の視点ですから、もし、思っておられることと違うことが書いてあったらどうか読み流していただければ幸いです。

まず、言えることは私たちはお母様を「信じることができる」ということです。
現在、私たちにとっては原因が分かったものの、お母様は依然として原因のわからない中でおつらい症状と戦っておられる現実があると思います。確かに病状をお話しすることで一旦は絶望の淵に立たすことになってしまうかもしれません。
傍で見ている方にとっても、とてもつらい時間になることは容易に想像できます。本当につらい時間になるかもしれません。
しかし、ここで私たちが言わなくてもおそらくこの先お母様は、ご自身の体の中の変化について「感覚・感じ」として実感されていくことになるのではないかと思います。

日々の仕事の中で、たくさんの方の絶望の淵にいる様子を拝見させていただいてきました。そして、たくさんの方がそこからゆっくりとでもまた顔を上げて前にまた歩を進めるさまも見させていただきました。
病気になったとしてもそのようにまた、「人」として成長をする様子を間近で見させていただくたびに、私にできることは、「信じること」なのだと教えていただきます。

また一方で、こうも感じています。
親として、子にしてやれるプレゼントの一つは生き方を見せること、最期を見せること。
時々、もう完治を目指した治療の手立てがないという方の中で残された時間について受け入れ、やりたいことを思うようにやって充実した日々を過ごす方に出会います。
その方々に「今という時間の捉え方と過ごし方を選択するのにどのような影響があったのですか?」と聞きます。
そのような方々の多くは、「親の姿を見ながら、生きること最期が来ることを教えてもらった。」「次は自分の番なだけだよ」と話してくださいます。
そういったお話を聞くたびに人というのは、他者との関わりあいの中に生きていていろんなことをいただいたり差し上げたりしながら生きているのだと実感します。そういう意味では今のおつらい状況の中でもお母様自身があなた様にできることがあり、あなた様がもらえる何かがあるのではないかと思います。
それは、どのような結論であれ、きっとあなた様にとって大事な大事な、大事なプレゼントになるのだと思います。

とりとめのないことを書いてしまいご気分を害したら申し訳ありません。
どうかお母様にとって現状の中で一番いい選択ができ、皆さんにとっていい時間が過ごせることを願っております。


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Re:超高齢者への告知
匿名希望(大阪府) 2012/09/05
85歳の母のことで相談したものです。
たくさんの励まし、本当に本当にありがとうございました。
どうしていいのかわからず、すがるような気持ちで投稿させて頂きました。
皆様のご意見、涙が出るほど嬉しかったです。
チューブをつけられて以来、毎日母の元に通い、ただただ、娘として傍に寄り添い、励まし、少しでも生きる気力を持たせてあげたいと常に笑顔で接するようにしています。
今日は帰りにベッドで「明日はもう少し元気になるね」と言ってくれました。娘を心配させまいとの強がりかもしれませんが、この一言で母はちゃんと生きようとしているのではないかと思いました。今週末に他の病院にセカンドオピニオンに行きます。もう遅いのでは?と不安にかられますが、母のことを手をこまねいて見ている事はできません。
母が食事ができ、元気ならともかく、やはり、このままの姿で何も知らずに失意のまま最後を迎えるのかと思うと心が張り裂けそうになります。何も言いませんが目が私に問いかているような気がして。
元気な時、いつも親子二人で出かけては美味しい食事をするのが大好きな母でした。せめて少しでも食事させてやりたい。
それには前向きになってくれるために病気のことを知っていなければなりませんよね。セカンドオピニオンを受け、兄ともよく話し合いをします。
母の姿を見るのは辛い、でも少しでも笑顔で生きてほしいと願うのみです。
本当に突然飛び込んできた私に優しい言葉をかけていただいてありがとうございます。

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Re:超高齢者への告知
道民(北海道) 2019/12/04
85才の父が前立腺がん、骨転移の状態です。
私は、本人に告知をしてほしくなかった人間です。
父は家の経済状況を心配して、病院にかかりたくないタイプでした。
癌が発覚するまでも、何度も入退院を繰り返しており、そのたびに、後期高齢者医療制度の限度額いっぱいの請求をみて、申し訳ないということが多々ありました。
どんな人にも告知を…というのも、理解はできますが、さらりとフォローもなく、癌だと言われ、のちに、死ぬのだから病院に行かないと言われた母は、治療(ホルモン剤)さえすれば、1年は元気でいられるのに…と嘆いています。

患者との信頼関係ができている上での告知なら理解できます。

しかし、本人のためにも、そこから立ち直り生活していく家族のためにも、少し考えることはできないのかな…と思ってしまいます。

私も医療従事者です。

治療により、今後の生活が今までとかわりないものになるなら、積極的に告知をして、治療にも積極的になってもらいたいと思いますが、そんな人だけではないということも頭の片隅に。

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Re:超高齢者への告知
S(神奈川県) 2019/12/08
道民様、この度は掲示板をご利用くださいまして有難うございます。患者さんそれぞれに告知を望まれていなかったとのこと、経過も含め詳しく教えてくださりまして有難うございました。病名の告知に限らず ”ご本人がどこまで知らせてほしいのか”を理解できるように、そして伝わることでどういう影響が生じ得るのか思いを巡らせながら患者さんやご家族と少しでもよい形のコミュニケーションが取れるように努めて参りたいと思います。どの患者さん、ご家族にもこれまでの長い人生のストーリーがあることを考えると、患者さんやご家族の想いを理解するという言葉は決して容易には使えません。医療者でもある道民様のご投稿をきっかけに気持ちを新たにいたしました。お父様とすこしでも穏やかな時間が続くことをお祈りしています。この度はご投稿を有難うございました。

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Re:超高齢者への告知
匿名希望 A(大阪府) 2019/12/08
84歳の父が1か月前にガン告知されました。
私は離れて住んでいますが、母もパニックになってしまい、娘が医療従事者なので説明は娘にと言うことになりました。
私自身、神経質で短気な父に告知は反対の立場でしたが、先生は気丈そうなのでと直接話させたようです。
帰省するまでのしばらくの間に、母と葬儀の話などは済ませていました。
近年、私以外には弱味を見せないので、しばらく父の本音を吐き出させるためにも長めに滞在しましたが、どれくらいで苦しむようになるかと、私なら答えてくれると聞きました。
やはり転移や余命は言えませんでした。
私の意に反して、父は頑張っています。
残された日々を明るく過ごそうとしています。
孫に会いたいと言えば、各々、仕事の都合をつけ会わせる事が出来ました。
本人の希望でもあり家で最後までと言う希望を家族で受け入れ支えるつもりでしたが、家族も辛いと回りからの説得もあり、本人が苦痛に感じ始めたら入院と言う道を選びました。
全て父が自分の意思で納得して選んだことです。
今は安定剤など使いながら、家で穏やかに過ごしています。
今となっては、告知してもらったことは疑心案義になりながら過ごすよりは良かったと思っています。

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Re:超高齢者への告知
加藤(東京都) 2020/01/31
90歳の母にすい臓がんかもしれないと、医師から話があり、検査結果で、癌と確定したら余命2ヶ月と言われました。本人は意思能力もありますが、心配性で悪い病気ではないかと毎日暗い気持ちになっています。治る見込みのないこんな状況でも、本人に告知した方が良いのでしょうか。家族で、悩んでいます。

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Re:超高齢者への告知
M(秋田県) 2020/02/03
加藤様

返信が遅くなり大変申し訳ありませんでした。医師のMと申します。お母さまの身体にがんかもしれない病変があり、お母さま含めご家族様も不安な毎日をお過ごしの中で大変だったと思います。この掲示板にたどり着きご質問いただいたのに返信が遅くなり申し訳ありませんでした。

この掲示板を担当している医師、看護師、薬剤師など多職種で検討させていただいた内容を返答させていただきます。

まず90歳という年齢で、もしかしたら余命2ヶ月かもしれない状況でも病気を告知するかどうか・・医療者も非常に悩むところです。ただ一番大切なのは、お母さまがご自身の病気がどのような結果であっても知りたい気持ちがあるかどうかだと思います。
どのような長さであっても、少しでもお母さまが後悔しない選択をして、それをサポートしていくことが医療者の役目になると思います。

例えばどんな結果であっても、お母さまが結果は知りたくない・・何も知らずに体調が悪くなるまで気ままに過ごしたい・・病気の心配をせずに過ごしたい・・そんなご希望があるのであれば、何も言わずに過ごすことも一つかなと思います。
逆に結果が悪くても、今自分の身体にある病気を知りたい・・そんなお気持ちであれば知らせるべきと思います。それは残された時間が短くてもお母さまのお時間であり、その中でお母さまが後悔しない選択をするために、しっかりした情報を教えてあげるべきと思います。

もちろんつらい情報を伝え、それを支えていくことをご家族だけに負担をかけません。医師や看護師、薬剤師だけでなく各病院には『がん相談支援室』というところもありますので、そのような部署も含めてお母さま、ご家族を支援していきます。

もしかしたら検査結果によっては、ある一定の時間がたつと、つらい結末が待っているかもしれません。しかしそれまでの時間をお母さま、ご家族の方がどのようにお過ごしになりたいかで対応が変わってくると思います。正解はないようですが、お母さまとご家族が決めた結果が最善の結論だと思います。

まずはお母さまのお気持ちを聞いてみてはいかがでしょうか?ご家族で聞きにくい場合は通われている病院のスタッフに頼ってみるのもいかがでしょうか?
お困りのことがありましたら、いつでもご連絡いただければと思います。

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Re:超高齢者への告知
匿名<三重県>(三重県) 2020/05/27
母は88歳で去年12月胆のうがんが見つかりました。兄弟の希望で告知はしませんでした。
姉は義理の父母を看取ってきて、年老いた人間に癌と伝えるとショックで絶望するからと言ってました。今年1月末に痛みがひどく救急車で運ばれ、大腸に転移してたので東京に住んでいる私が看病することにしました。その時、余命2ケ月か3ケ月と言われました。私と母は2ケ月一緒に暮らしました。母は私に感謝ばかりしてました。痛み止めのカロナールを飲んでいたのですが、どんどん効かなくなったのでこれは、入院しなくてはいけないと思い、緩和センターに入りました。母は緩和が癌のセンターだと知らなかったので看護婦さんにも黙っていてもらいました。私も泊まり込みの個室でした。痛みもここではやわらげ、母子で楽しく過ごせました。ここで1ケ月痛みもなく過ぎたころ、たぶん肝臓に転移したような症状になり、歩くことも出来なくなり車椅子になり、その後、5日前からだるさと苦しいと言い、母はもう自分の体の具合で死を前にしてる様な言葉を言うようになりました。私に世話になってありがとうとか、親思いの子供達を生んで幸せだったとか3ケ月楽しかったわと言い、最後は胸が苦しいと言い、薬を飲んでから数時間後、眼球が開いたまま寝てしまい<多分昏睡状態だったのかも>苦しさもなさそうに7時間寝て、最後、少し目が動き涙を一粒溜め、息を引き取りました。自分では体の変化で命がないとわかったみたいです。それまでは癌だと知らなかったので不安もなく楽しく過ごせました。今思うと、5日前から死を前にしてどんな気持ちだったかと思うと告知した方がよかったのか、しない方が楽しく過ごせてよかったのかと考えると私の場合は告知しなくてよかったと思います。

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