掲示板「チームオンコロジー」

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患者と医療者のコミュニケーション
話を聞かない医療従事者
上野  直人(海外在住) 2011/08/26
話を聞かない医療従事者あるいは話を聞いていないような医療従事者に対して皆さんはどうしていますか。果敢な意見あるいは考えが聞きたいです。

   
Re:話を聞かない医療従事者
山内 (滋賀県) 2011/08/26
お久しぶりです。
自分はそういう状況には幸い遭遇しなかったのですが、やはりどうしてもという場合は、血相変えて大声で怒ることですかね。こっちも命懸かってますから、相手が真剣に向き合ってくれてないと思えるときは、そこまでしないとだめでしょう。

PS.おかげさまで経過良好、治療はすべて終わり現在経過観察のみです。このサイトにもずいぶん助けていただきました。
Re:話を聞かない医療従事者
浅川美奈 (神奈川県) 2011/09/04
 進行再発肺癌患者である父は、約1年前から、都内の大学病院で化学療法を受けています。
 受診日には、30分単位で5~10人の患者さんがいて、1人当たり5分位の診察です。
 担当医は、朝9時から4、5時間お1人で診察されています。

 先日、免疫細胞治療に関して調べていたところ、主治医のS先生の著書や、BSTVのガン医療特集に出演された動画を偶然拝見しました。番組の最後に、
「私の究極の目標は、進行した肺癌患者さんを1人でも多く根治することです。
将来的には、治らないと言われている肺癌が治る時代が来るかもしれない。それを信じて、患者さんの生きたいという思いを真摯に受け止めながら、治療にあたっています。最後まであきらめずに闘い続けて下さい」
 いつもの短い診察の中では、聞かれないお話だったので、とても感動しました。

 日本の、特に大病院では、多くの患者さんの割に医師や看護師の方が圧倒的に不足していて、話を聞かないのではなく、聞く余裕のない医療者が多いため、満足のいく診察が受けられて
いないようです。
 米国の大学病院で医療通訳をしていた私にとって、診察に十分な時間をかけ、時には自宅の電話番号をこっそり教えてしまうDoctorまでいたアメリカに比べると、不満だらけでしたが、
あきらめずに、患者側から積極的にコミュニケーションを図って、医療者と向き合う努力をしてみる必要もあるかと思います。

 ところで、以前にこのカテゴリーで投稿した際に、朝倉先生、伊藤先生にアドバイスを頂きましたが、その後、院内の緩和ケアチームを探し、受診するようになりました。
お蔭様で、父は以前に比べて、気持ちも安定して、治療にも前向きになることができました。担当の女性の医師の方が、とても優しく(そのうえ美人)いつも根気よく話を聞いて下さるので、本人も楽しみにしているようです。
 先生方、ありがとうございました。

 また、山内様、治療が完了されとのこと、おめでとうございます。今後もお身体を大切に、お元気でお過ごしできますようお祈りしています。
Re:話を聞かない医療従事者
上野 直人(海外在住) 2011/09/04
コミュニケーションがとれる医療従事者も大切ですが、更に、自らのビジョンをパッションを持って語って頂ける医療従事者はさらに素敵だと、自分が患者の時でも感じます。
Re:話を聞かない医療従事者
大里 洋一 (東京都) 2012/03/27
先日、失敗を通して良い気付きをさせて頂きました。
ある入院中の患者さんに、化学療法についての御説明をしようと入室したところ、患者さんは看護師さんと談笑をされていました。お二人に軽く会釈をして、了承を得たと思い化学療法の説明をさせて頂いたのですが、部屋を出てから看護師さんに呼び止められました。
「会話の最中に割り込んで来られるのは困ります。談笑しているようで結構大切な話をしている時もあるんですよ」と。
確かに説明を始めると患者さんはしっかり聞いてくださいましたし、看護師さんも相槌を打ってくれましたが、これは私の失礼に目をつぶってもらっていたのでしょうね。知らず知らずのうちに、やってしまっている失礼なこと。結構あるかもしれません。
身近なところで、医療者に気づいてもらいたいと思うことって他にもあるのではないかと思うのですが、皆様いかがでしょうか?

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