掲示板「チームオンコロジー」

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ASCO専門家からのアドバイス
上野 直人(海外在住) 2007/07/26
チームオンコロジーは現在がんナビ主催の「ASCO専門家からのアドバイス」を監修しています。是非一度読んでみてください。大変興味深い話がいっぱいです。
http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/index.html
質問あるいは意見があればぜひ掲示板での書き込みをお待ちしています。

   
Re:ASCO専門家からのアドバイス
ぴょん吉(兵庫県) 2007/08/19
「母は肺がんで、先日から骨粗鬆症の薬の服用を開始しましたが、医師がなぜこの薬を処方したのか、よくわかりません。」
(http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/plwc/04_18.html)
との質問で、Mark Kris先生が、「がんが骨に広がっているという理由で処方されることもあります。後者の場合、骨粗鬆症の薬は骨を強くし、骨折を防ぐのに役立ちます。」と返答しています。
今年のASCOでも、乳がん、肺がん、前立腺がん患者においてゾメタの投与により骨関連イベントが30%低下する(Abstract No: 6596 )と報告されていましたが、日本においては、肺がん、前立腺がんで、あまり積極的に使用されていない気がします。もしかしたら当院だけの問題かもしれませんが。。。σ(^_^;

骨転移による骨折等が問題となる患者さんにおいて、ビスホスホネートを開始する基準のようなものはあるのでしょうか?
Re:骨転移
上野直人(海外在住) 2007/08/22
臨床試験のすべての癌の種類でbisphosphanateが骨転移の低下のデータが無いの確かです。しかし、乳ガン、multiple myeloma, prostate cancerなどの様々な疾患で骨折の罹患率の低下がでている現況では、骨の痛みに関係なく、bisophosphanateの幅広い使用ができるのはないかと思います。特に骨転移の進行のメカニズムを考慮するとおそらく、lyticあるいはscleroticに関係なく使用できる可能性を示唆しています。

皆さんの病院ではbisphosphanateをどのように使用していますか?

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