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治療とその選択
放射線肺炎の治療薬について
ヒロ(東京都) 2020/03/12
肺に転移したがんの放射線治療をうけたのですが、1ヶ月しないうちに呼吸困難な状態になり、入院して酸素吸入が常に必要な状態に。
放射線肺炎の可能性が高く、ステロイド薬(プレドニン)を服用するも改善に至ってません。
体力も食欲も低下し、酸素吸入器をつけた状態て歩くこともできなくなってきています。
ピルフェニドンやニンテタニブ等の抗線維化薬を使用してもらいたいと考えているのですが、放射線肺炎には使えないのでしょうか。
またシクロスボリンやアザチオプリン等の抗生物質も使えないのでしょうか。

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Re:放射線肺炎の治療薬について
S(鳥取県) 2020/03/14
ヒロさま

ご質問頂きありがとうございます。鳥取で腫瘍内科をしているSと申します。
ヒロさまを直接診察させて頂いたわけではありませんので、治療方針の詳細には触れられないことをご容赦ください。

放射線肺臓炎については、放射線照射が行われた肺の部分だけレントゲン(CT写真を含め)で陰影を認め、息切れなども起きないことが多いと実感しています。ところが、時にヒロさまが経験されているように症状が強くでる場合もあります。放射線照射野内の陰影か、照射野外にも陰影が広がっているのかが重要だと思います。また、診断は他の肺疾患を除外して行われることから、他の病気の可能性につても担当の先生によくご質問になってみることが重要だと思います。

ピルフェニドンやニンテダニブ等の抗線維化薬については、残念ながら現時点では十分な科学的根拠が立証された治療にはならないようです。参考にした論文では、ピルフェニドンはこれから臨床試験が行われる可能性があり、ニンテダニブは有効性の検討まで進んでいますが、大規模比較試験は行われていません。どちらの薬剤も保険適応にはなっていないので、実際にご使用になることは難しいと思います。
一方で、シクロスポリンやアザチオプリン等は有効であった患者さんの報告もあるようですので、放射線肺臓炎であるならば担当の先生とご相談になる価値はあると思います。

酸素が必要でお辛い状況ではありますが、リハビリの導入をお勧めしたいと思います。脚力を維持するリハビリが“呼吸困難感”改善に有効であるとされますので、リハビリを導入して頂いて、療法士の先生ともコミュニケーションをとってみられることは如何でしょうか。リハビリやHOT(ホット:在宅酸素療法)などを検討することで、ヒロさまの生活が少しでも穏やかになることを願います。リハビリの先生は、一日のうちで皆様と多くの時間を一緒に過ごしてくださいます。看護師さんや担当の先生とも情報を共有くださいねと医療チーム全体とのコミュニケーションを意識してみてください。
お辛い状況が少しでも改善することをお祈りしています。

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Re:放射線肺炎の治療薬について
ヒロ(東京都) 2020/03/16
Sさま

早速のご回答、ご意見有難うございます。

胸膜播腫(右)と腫瘍(左)に放射線を照射して
ガンの進行を抑制しようと計画していたのですが、こんなにも副作用に苦しむとは思わなかったです。

実際今後肺機能がどこまで回復しえるのか、
不安ですし、今は抑制されている(かどうかは不明ですが)ので、まずは肺炎を治してからでないと、先に進めないのですが、一向によくなってきていないので更なる不安材料になっています。

放射線肺臓炎に関するデータも少ないですし、他に何か治療法がありましたら、
ご教示頂きたく思います。

ヒロ

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Re:放射線肺炎の治療薬について
S(鳥取県) 2020/03/17
ヒロさま

残念ながら、前回の回答を超える返事をすることは難しいです。同僚の看護師さんから助言を頂きました。放射線治療はすぐに効果が判断できないところもありますので、腫瘍が抑制されているか不安という気持ちは他の方もよく心配されているそうです。
呼吸困難が強いときには、症状改善のためにオピオイドをステロイドに併用することがあります。症状の緩和を図りながら、肺の陰影が落ち着くのを待つことが現実的な対応かと思います。
少しでも早く、ヒロさまの症状が穏やかになることをお祈りします。

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