掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
術前ホルモン療法について
りゅう(東京都) 2024/01/21
クリニックのエコーで今年8月に幅4.6mmだった腫瘤が、11月に幅7.6mmになり、かつ、上に大きな出っ張り(こぶのようなもの)ができていて、その後現在の病院で12月中旬に針生検を受け、浸潤性小葉癌、ステージ1、G1という結果でした。サブタイプはホルモン受容体陽性、HER2陰性、Ki67は0.8%ということでした。なお、12月初旬tのエコーでは、幅11.1mmと言われました。

手術が3月上旬になる予定で、11月半ばにエコーで怪しい事がわかり、生検をして確定診断が出たのが12月半ばですので、見つかってから4ヶ月近く、確定診断から3ヶ月近く待つことになります。

待機期間が長いことから、先生から、標準治療ではないが術前ホルモン剤治療も考えられると言われています。腫瘍が小さいといっても、待機期間中に大きくなり、特にリンパに転移してしまうことがとても怖くて心配なので、その可能性を少しでも減らせるなら術前ホルモン剤治療を受けたい気持ちです(次回診察が1月末なので、結局そこから1ヶ月程度の間ということになりますが)。他方、先生は、術前ホルモン剤治療により、本来のがんの姿がマスキングされてしまうということがデメリットであるとおっしゃっていました。

私の質問が下手だったのかもしれないですが、本来のがんの姿が分かりにくくなることで、具体的にはどのような問題が起きる可能性があるのかがよく分かりませんでした。
手術前1ヶ月間の(閉経後)術前ホルモン剤治療のメリットやデメリットとして、どのようなことが考えられるでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。

   
Re:術前ホルモン療法について
J-TOP掲示板担当(神奈川県)(神奈川県) 2024/02/07
りゅう様

お病気がわかったことで不安が強い中で、ご相談いただきありがとうございます。
はっきりとした回答が難しい部分であり、議論をしていた結果返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。

以下に一般論に基づく、ご質問への回答を記載させていただきます。ただ、どのように治療を行うかは、りゅうさんの病状を一番理解されているご担当の先生とご相談してください。
1つ目の「本来のがんの姿がわかりにくくなることの問題点」についてです。
手術の際のがんの検査結果が変化する可能性がありますが、その結果を解釈する際にホルモン治療を行ったことを考慮すると大きな問題にはならないと考えられます。
2つ目は「(閉経後)術前ホルモン剤治療のメリットやデメリット」についてです。
メリットは手術までの期間で病状をコントロール可能性があることです。しかし1ヶ月の治療で病状をコントロールできるかは明確ではないことに注意が必要です。
デメリットは1つ目の質問と重なり、がんの姿がわかりにくくなる可能性があることだと思います。

この回答が少しでもりゅうさんの参考になれば幸いです。

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