MDAでの研修

Japanese Medical Exchange Program 現地報告

Japanese Medical Exchange Program & Reports

ネクラな放射線科医とコロナ

静岡がんセンターIVR科の佐藤塁と申します。放射線科ですので基本的に患者さん以上に画像と向き合っている生活をしております。

 

私はグループトークが苦手である。小学校の頃から苦手である。思い返すと小学校3年生の時に担任の先生に授業中に発言をしない人は机に伏せて寝ていなさいと言われて恐怖に駆られて発言をするようになったものの(実際にクラスの半分くらいは机に突っ伏させられていた),クラス替え後の4年生の時に隣の席の女の子に授業中うるさいねと言われたのがトラウマになったのであろうか。

 

それでも今まで会議などでは司会者と目を合わせないようにすることなどで存在感を消して切り抜けてきた私であるがCOVID-19  によりピンチを迎えている。ライフスタイルの変化により様々な会議がweb上で行われるようになってしまったことである。これにより今までの存在感を消す方法が成り立たず,またうなずきなどのnon verbalな表現方法では参加している感じが全く出なくなり,自分の言葉で表現する必要に迫られている。そんな中上野先生との月に1回のweb meetingにおいて意見を言えない時は質問すると良い、ばかな答えはあってもばかな質問はないという言葉を頂きとても励まされた。

基本的にアウトプットの訓練をしてこなかったツケが回ってきているのであろうというのが自己分析である。そういう意味でJME2020の仲間たちは皆すごいアウトプットの力があり日々刺激を受けている。今の病院に入職する時の志望動機を3行しか書けず面接の時に叱られた私としてはまずは人に質問するところから徐々にアウトプットする力をつけて行きたいと思っている。今回の文章も少なくとも3行以上書けてホッとしている。


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