MDAでの研修

Japanese Medical Exchange Program 現地報告

Japanese Medical Exchange Program & Reports

JME 2019 現地報告 Day15

本日の担当は、やまと在宅診療所 がん看護専門看護師の富澤です。

 

今日は1日MDアンダーソンから離れてのTourです。初めは、Houston Hospiceに伺いました。朝はJoyceに送迎して頂き、「ヒューストンにはたくさんのホスピスがあるけれどここは本当に素晴らしいホスピスなの」とかなり楽しみな場所でした。迎えてくれたヒューストンホスピスは、とても心地良い玄関で、お家のような場所です。素晴らしい環境と素晴らしいスタッフ。チームで患者さんのみならず、家族のケアもとても手厚いケアを提供しています。Nursing staff はもとより、Socialworker、chaplain、Dr、volunteer、Believement Coordinator,6人のチームでケアにあたります。それぞれが専門として関わりながら、多方面からの視点で患者、家族を支えています。ここでは、がんのみならず、余命半年の告知を受けたすべての疾患の患者を受け入れています。認知症患者も同様に受け入れつつ、年間1200人もの患者を看取っています。治療は継続していることもあり、時には緊急入院もあり、 ICUからの受け入れもあります。また、このホスピスの特徴として、家族ケア、グリーフケアも手厚くされています。volunteerも100人以上の登録があり、買い物援助や整髪、ネイルなどのアピアランスケアもあり、自宅で過ごすかのような環境が整えられています。24時間のオンコールサービスもあり、家族への不安に対応しています。ここでは書ききれないほどの、スタッフの方の溢れる想いが伝わってきました。

教会は24時間開いており、いつでも出入りできる環境にあります。窓の外は素敵な庭と噴水などもあり家族が連れて着たペットと散歩している方もいました。実は、、喫煙所もありました。自宅のように自由に過ごせる場所なのですね。また、たくさんのディスカッションで時間を押してのtourとなりました。

午後からは、BrestのResearchにいらしている、岩瀬先生のご関係もあり、アメリカの対がん協会に伺いました。対応している内容は日本の対がん協会と同様ですが、異なるのは、ボランティアの管理とイベントの数や寄付金の金額でしょう。企業へのコンタクト、寄付金を得るための活動やイベント、参加者の意欲も文化の違いもあるとは思いますが、これから日本でもさらに活発に参加者が増えるような取り組が出来たら良いと思いました。

たくさんのグッズのおみやげをいただきTシャツを着ての記念撮影! とても良い機会となりました、岩瀬先生に感謝申し上げます。

そして、今日は初めてメンバー全員で夕方に外出しました。木曜日は博物館や美術館が無料になるという日です!真面目な私たちは、ここでも医学のお勉強?Colon Cancerの壁外浸潤じゃない?と言いながら、巨大な模型の中を歩いて行ったのでした。

明日は、あっという間に金曜日。毎日お届けしきれない内容ばかりですが、また明日も6時40分のシャトルで夜明け前から頑張ります!


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